2009年8月18日火曜日

コンセルティーナからバンドネオンへ①


テキストの内容からはちょっと離れてアルゼンチンタンゴで使用される楽器の由来についての話題

アルゼンチンタンゴの代表的な楽器といえばバンドネオン。おそらくこのジャンルを知らないという人にとっても、ピアソラといえばきっとどんな楽器か想像がつくのではないかと。

その原型となる楽器はドイツから来ている。ジャーマンコンサルティーナという楽器がそれになる。コンサルティーナというものにはさらに歴史があり、1829年にイギリスの音楽家ではなく、物理学者であるチャールズ・ホイートストンが発明したものということ。それはイングリッシュコンサルティーナであり、ドイツ式はその後出来上がったものである。

コンセルティーナは比較的小型で持ち運び便利な重量で、形は4、6、8、12角形をした両側にボタンのついた箱型のもので、押し引き同音(クロマチック式)、押し引き異音(ディアトニック式)のものがある。
種類としてはアングロ(今はこれが主流らしい)、イングリッシュ、トライアンフ、デュエット、ジャーマンといくつかあるよう。くわしくはここをクリックして下さい。

バンドネオンはというと、上記の通りドイツで1830年代に開発されたジャーマンコンサルティーナが原型となっており、ドイツで大型の四角い楽器の形になりました。そしてある時それはアルゼンチンに渡り、タンゴに欠かせない楽器となって行くのです。その話はまた次回♪

Ciao!








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